診療内容

当院の主な診療内容の一部をご紹介致します。

胃カメラについて

胃腸内科

「胃」カメラと言っても、胃だけを観察する検査ではありません。
正式名称は上部消化管内視鏡検査と言って手前はのどから食道、奥は十二指腸まで広範囲を観察します。
のどは喉頭がんといって声を出す声帯付近の癌があったり、食道はカンジダ性食道炎、食道がんが見つかったりもします。
胃には胃がん、ピロリ菌による慢性胃炎、胃潰瘍が、十二指腸には悪性のがんが見つかることはほとんどありませんが、胃潰瘍とおなじように十二指腸潰瘍といった吐血や血便の原因となるような病変が見つかったりすることがあります。
胃がんは大腸がんと違い、進行の早いものが多く、年に1回程度の検査をお勧めします。

大腸カメラについて

胃腸内科

大腸カメラは下部消化管内視鏡検査といって、おしりからカメラを挿入し、一番奥の盲腸まで挿入し、観察しながら帰ってきます。
また回腸末端といって大腸と小腸のつなぎ目の部分も観察します。
大腸には大腸がんのほか、ポリープが見つかることが多く、必要ならば切除することがあります。
急に大きくなるポリープは多くなく、数年おきの検査をお勧めしています。
また痔の観察も行います。

ピロリ菌検査について

胃腸内科

ピロリ菌はヘリコバクター、ピロリと言う胃の粘膜上に棲んでいる細菌で、胃潰瘍、十二指腸潰瘍を引き起こすことが知られています。
常に炎症をおこし、慢性胃炎の状態にすると同時に、胃潰瘍や胃がんの原因でもあるとされています。
それで最近ではこのピロリ菌を除菌して、将来胃がんになる人を少しでも減らそうという運動が始まっています。
除菌は1週間お薬を飲みます。
その後2か月後に除菌判定を行います。
除菌できていない場合には2次除菌を行います。
そして忘れてならないのが、年に1回の胃カメラです。
除菌をしても胃がんになる確率がゼロになるわけではないので、必ず毎年の検査が必要です。

睡眠時無呼吸症候群について

胃腸内科

睡眠は日中活動した脳とからだを休息させるためのものです。
人生の1/3を占める時間にも関わらず軽視されがちですが、非常に重要な役割を担っています。
睡眠時無呼吸は寝ている間にいつのまにか血中の酸素濃度が減少し、眠りが浅くなったり、翌日の集中力の低下、眠気だけにとどまらず、高血圧症や脳卒中、心筋梗塞などの危険性が増すとされています。
いびきをかく人だけではなく、アルコールを飲む人、肥満の人などは要注意です。
自分ではなかなかわからないので、検査だけでもしてみるのもいいかもしれません。
検査はご自宅で行います。
都合のいい日を選んでいただき、寝ている間のデータを集める簡単な検査です。